僕のジャンク缶の作り方をご紹介したいと思います。
今回使用したのはこちらの缶です。
何の変哲もないパイナップルの缶詰のものです(笑)
今までも何個か作ってきましたが、
パイナップルの缶は少し大きいことに気づきました。
デコボコがないものもありますが、あったほうが個人的には好みです。
物によってはパッケージが印刷されているものもありますが、
基本的には紙のラベルが貼られている物が多いので、簡単に取り外せます。
まずはペンキで色を塗ります。
今回は白をベースにしました。
その際、ペンキが乾く前に細かく砂をまぶします。
乾いたら、ティッシュなどで軽くこすり表面の砂を落としてから、
もう一度上から白のペンキを塗ります。
砂をまぶすことにより、ざらついた質感が出ます。
砂のまぶし具合や粒の大きさ、何度も塗り重ねることで、
いろいろな風合いを表現できるのでおすすめです。
それと個人の主観ですが、砂をまぶしたほうが、
ペンキの定着が少しよくなる気がします。
錆びているように見える部分ですが、今回は“さびカラー”というものを使っています。
塗料のように塗って錆を発生させてくれます。
手順は簡単で、まず下地の液体を塗ってから、
もう一つの発色用の液体を上から塗ることで、約24時間ほどで仕上がります。
なかなか本物の錆に近い質感を表現できるものだと思います。
ジャンク缶を作る上で本当に錆びさせたものもありますが、
自然に錆びさせるにはそれなりに時間を要します。
食塩水をかけたりすることで、少しは促進させることもできますが、
やはりそれでも何日かはかかってしまいます。
そういった意味合いでは“さびカラー”はとても使えます。
塗り方によって好きな具合に錆を付けられるのも、良い点だと思います。
少々値が張るのが玉に瑕ですが、やたらと使用しない限りはそうなくならないとは思います。
とても便利でおもしろいので僕は愛用してます。
そして完成した品がこちらになります。
右の物も、珍しい小さい缶があったのでおまけで作りました。
文字はどうなってるかというと、
パソコンで文字を印刷して切り取って、
それを型に上からスプレーしているだけです。
とても面倒なので、あまりおすすめしません(笑)
もっと奇麗に文字を出せると思っていたのですが、いまいちでした。
それが逆に良い味にもなっています(笑)
わざわざ文字を青くするために、スプレーする前に下に青のペンキを塗っています。
スプレーが白しかなかったもので、そうするしかありませんでした…
今回は二つ作ってみました。
色を変えたりすることで、色々な種類のオリジナルの缶を作れます。
缶も家でゴミになるはずの物を使っていますし、
ペンキは100円均一でもある程度の色は取り揃えてあります。
かかったお金はさびカラーの分くらいでしょうか。
それも何度も使えるので、実質一個当たりはとても安く仕上がってると思います。
他にも過去のさびカラーを使った作品をご参考に掲載させていただきます。
チワワエンシスの錆缶です。
こちらもベースを白にしていますが、
それが見えなくなるくらいさびカラーを使ってみました。
ざらざらした質感は本物の錆のようです。
こちらはセダムを植えたブリキのジョウロです。
確か300円ショップで購入したものだったと記憶しています。
そのままでも十分素敵だったのですが、自分でさびカラーで手を加えました。
よりジャンクな感じには仕上がったと思います。
さびカラーは赤銅色の物を使用していますが、
他にも青錆色など、別色もあるので少し気になっています。
もちろん、手間はかかりますが、
本物の錆のほうが味があっていいことも確かだと思うのですが。
以上が僕の手作りジャンク缶でした。
少しでもご参考になれば幸いに存じます。
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